展示会参加で得られる3つのこと


この夏は、日本6都市を周って、学校向けの展示会に参加してきました。

スタッフ達と一緒に、代表の私も同席してきました。

小型展示会だったので、ブース装飾は自前。

ポスター作って、貼り付けしてと、展示会は、ある種、文化祭のような”お祭り”イベントで、楽しかったです。

祭りである展示会は、楽しむところ

とはいえ、展示会に参加する目的は?

と聞かれれば、

リード(連絡先名刺)の獲得』、『受注→売上

といった答えが99%だと思います。

もちろん、正解です。

展示会出展には、安くない金額を払い、参加人件費も出ているので、当然と言えば当然。

でも、これ以外に2つ役になったことがあるので、シェアさせてください。

展示会の目的2つ目は、

『マーケティング、商品開発に役立つ』

利用者(ターゲット)に直接意見を聞けるよいチャンス、

既存の商品を売り込むだけでなく、ターゲットユーザーの潜在ニーズ、顕在ニーズ、感想などを、肌身をもって聞かせてもらえる。

こんなよい機会は滅多にない。

売り込むことが目的だと、こちらが話すばかりになりますが、

マーケティング目的だと、相手から情報を引き出すため、自然と相手に多く話してもらう。

今回の展示会の来訪者は、学校の先生及び、教育委員会でしたが、

話してみて、改めて、日本の教育制度は、ものすごい多様に色分かれしているのだなと感じました。

もちろん、文科省さんがトップで、学習指導要領を定めて、都道府県市町村の教育委員会に通達し、各学校に降りていくのですが、

よく言えば、とても柔軟で臨機応変。 悪く言えば、縦割りで、教育委員会裁量大きい。

地域ごとに予算や採択案、学校方針を変えていくのはよいことですが、正直、ここまで県市レベルまで教育委員会毎にカラーが違うは知りませんでした。

学校向けサービスは、学校の先生出身者に、社内参画してもらえば、それでわかるだろう!という考えは捨てたほうがいいです。

全国1800近い教育委員会の数だけ色がある。利用ニーズも多様。

しかし、その中から、公約数を見つけてサービスのブラッシュアップ・創出を測っていかなければならないので、今回、色々な現場の先生方、教育委員会の方と展示会でお話が聞けたのは大変ためになりました。

正直見込み客100枚の名刺より、よっぽど価値がある部分だったと思います。

そういう意味で、

展示会=営業マン を派遣させるのではなく、

マーケッター。商品企画、役員なども一度は参加すべき場であると思います。

特に1800もの多様な色を持つ学校向けサービスならなおさら。

最後、3つ目の展示会メリットは、

『他社から学べる』

展示会には、当然同業の方々がいらっしゃっています。

こうした方々のPR方法、営業スタイル、プレゼンスタイルなど、よい点、悪い点など、見ながら、自身や会社のスキル向上へと吸収していけます。

今回、当社にとって初めての全国横断展示会出展でしたが、手間暇交通費など出した価値があったなと感じました。

頻繁実施はしないですが、現場とのブレをなくし、最新のニーズを体感するためにも1-2年に1度は学校向け展示会は出席していいなと思いました。


About 成田 勝行

株式会社イーコミュニケーション代表取締役社長。 慶應義塾大学総合政策学部(SFC)卒業後、世界最大のコンサルティング会社Accentureに新卒入社。退社後、暫くダンス活動(Ballet, Jazz, Hiphop, House, Break'in)に専念。2005年イーコミュニケーション創業。 趣味は、経済ウォッチングと言語習得。 踊れて、経済が語れる、経営者という領域で、世界一を密かに目指す。

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