AIによる英語学校への破壊的イノベーション


AIの技術Updateが、毎週のように成され、それを目にし、耳にする度に、今この時代に生きている自分にとても興奮しています。

思えば、起業をした2005年の「スカイプを使ったオンライン英会話サービス」の時も、

この自分の始めたサービスは、

と興奮したものでした。

それと同じように、

今のAI技術が、確実にオンライン英会話スクールのあり方を変えていくと考えています。

生身の先生の仕事の多くが、AIが代替可能

ネイティブ英語を話し、

どんな話題にもついていけ、

生徒のニーズに寄り添った対応ができるAI英語講師。

まもなく、日本語にも対応し、生徒を日本語でサポートしながら、Webカメラで、感情を読み取りながら、励ましながら、膨大なデータから、的確に語学上達につながる授業をしてくれる。

それも、年中無休で、気分のムラなく。

とても魅力的だと思います。

結果的に、

多くの生身の先生がおこなっていた作業が、AI講師に分担

生身の先生は、最後の”実戦の場”、お披露目的なものになっていくはずです。

しかし、

物事は、0から1に一気に変わるのではなく、徐々にグラデーションのように進んでいきます。

アーリーアダプターが利用してから、マジョリティに流れるまで、10-15年くらいかかるので、ここ数年でそうなる
という話ではないです。

イーロン・マスク氏が、「自動運転技術によって、あと数年で運転手は不要になる!」と、
2010年頃からずっーとずーっと言い続けていますが、未だに生身の運転手はいなくなっていません。

2000年頃は、「WEBニュースによって、あと数年で紙の新聞はなくなる」と、ITジャーナリストによって言われ続けていましたが、20年以上経った今も、未だになくなっていません。

そして、そもそも

AIがやってくれる

と言っても、一般学習者は、思っている以上に、怠惰です(ごめんなさい)。

英語上達を願って、

自分のAIに英語学校の役割を丸投げさせて、

あなたの知見を使って、私に最適な英語学習カリキュラムと学習素材を用意して

とやっても、

という2つの問題がでてきます。

1,2をやってくれるのが、英語コーチや、語学学校 の役割となります。

変わる語学学校の役割

従来型の英語学校は、

生徒と先生をマッチングさせる”マッチングサイト”

を運営していたとも言えます。

格安がウリのフィリピン人英会話などは特にそうです。

今後、英語学校は、

先生の単なるマッチング から、 

英語上達のカリキュラムを作り提案し、コーチしながら、学習をさせ、適宜、AI講師や実戦の先生を組み合わせて授業提供を組んでいく。
総合英語上達コーチ兼、AIによる学習サポーターのような役割が期待されるはずです。

そこを見越して、

ECOMは、積極的にAIを活用して、学習者の代わりに、便利な語学学習コンテンツやアプリ、学習教材を生成して、

皆様に提供していきます。

そしてそれらをセットに、学習素材、AI講師、生身の先生、をトータルで、利用できることで、利便性や、快適性を打ち出していきたいと思っています。

決して、イノベーションのジレンマに陥らないように・・・。

AI時代に、英語(外国語)必要なの?問題

生成AIの進化で、その人にあったカスタマイズされた学習法が可能となり、外国語上達は、遥かに時短でき、楽になると考えています。

しかし、翻訳、通訳がAIで簡単にできれば、外国語を学習するモチベーションがなくなる議論がでるのも確かです。

こちらも0か1かではなく、多くの人は、必要ないとしても、全く必要ないのではなく。

AI活用の教養としての外国語は必要とされると考えます。

電卓がでて、そろばんはなくなりましたが、計算練習や、算数はなくならないのと同様です。

マニアックに極める人は、一部と少なくなり、英語というより、教養外国語としての括りで、きちんと重要性を認識されると思っています。

子供向けは、AIが、唯一進出できない聖域となる予測

ここまで、AIによって、先生が置き換わると書いてきましたが、

子供向けには、AIが講師を担当する、置き換わるのは、なかなか難しいと思っています。

指導力がどうこうではなく、単純に、倫理的教育側面が理由です。

予測:20XX年、15歳未満の子供にAI利用禁止令発令。AI人間への中毒防止のため

最近、AI彼氏、AI彼女にハマる人のニュースが報道されていました。

何を言っても怒らず、笑顔で、嫌な顔をせず聞いてくれる。

生身の人間よりも、心地よいためか依存症になってくる人も多いと思います。

子供は、影響されやすく、AI教師が導入されれば、さらに深刻な状況になると思います。

学校は、勉強を教わるだけのところではなく、先生や仲間の喜怒哀楽を共にし、感情を共有することです。

心地よいことだけでなく、叱られること、悲しませることもあり、それらをスキップしてしまうAIの利用を、近未来、子供向けには禁止する措置がとられると予測します。

禁止令が出なくても、ビル・ゲイツが、子供にiPADや電子機器を一切与えなかったというように、

子供には、AIの先生を受けさせない教育方針の親御様も多くでると考えています。

ですので、ECOMでは、

・大人向けにはAI講師も含めた自動学習をメインに据え

・生身の講師(現ECOM講師)には、子供向けレッスンにシフトして注力していってもらおうと考えています。

皆さんはどうお考えでしょうか?

なにか意見があればコメント欄などに書いてみてくださいね。


About 成田 勝行

株式会社イーコミュニケーション代表取締役社長。 慶應義塾大学総合政策学部(SFC)卒業後、世界最大のコンサルティング会社Accentureに新卒入社。退社後、暫くダンス活動(Ballet, Jazz, Hiphop, House, Break'in)に専念。イーコミュニケーション創業。 趣味は、経済ウォッチングと言語習得。 踊れて、経済が語れる、経営者という領域で、世界一を密かに目指す。

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