Lyft(Uber)を利用したら不正損害150ドルを請求されそうになった話


11月末から1週間ほどアメリカ西海岸へ出張してました。

アメリカでの移動の足、タクシー代わりとして今回Lyft(リフト)(Uberは会社内部のゴタゴタがあったので避けた)というアマチュアタクシー系サービスを利用しました。

近場も長距離も全てLyft(リフト)を使い、その便利さを実感していました。

1週間の滞在で、計50回くらい使ったと思います。

他の人が記載しているので、もう利用の仕方や便利さなどは、特に詳しく記載しませんが、私的に最もよかった点を1つあげると、Driverの評価にFriendlyなどがあるため、皆DrvierがFriendlyで会話しやすかったという点。

現地の色々な兼職Drvierの人と話ができて楽しかったです。

ただ、気になった点が1つ。

利用して30回目くらいの時、LAで午前10時頃、空港からDowntown Westのホテルへ移動しましたが、その日の18時頃に、Lyftからメールが来て、

『その時のDriverが、あなたから損害を受け、そのクリーニング費用として150ドルを請求したので、あなたの登録クレジットカードから既に引き落としをした』

というものでした。

えー!?

と思い、そのDriverがつけたとされるEvidence写真3枚を見たところ、

スナック菓子がシートに散らかっていて、水かジュースかおしっこかわからないシミがシートについていました。

こちらとしては、仕事で来て、ジャケットを着ている状況で、スナック菓子をバリバリ食べる習慣もなければ、車内で飲み物も飲まない。

朝の10時で、酔っぱらう時間でもないのに、なぜ自分がやったと、そのDriverから追及されなければならないのか、意味不明であった。

しかも、引き落としは既に完了したとある。

そしてこの件で問い合わせがあれば、Lyftの問い合わせセンターにメールをしてください、とのこと。

これでは、まともに対応してくれるか怪しいなと思いつつ、

『自分はビジネスで来ていて、車内でスナック菓子など食べない。

午前10時頃乗っていて、明るい状態で、そのような瑕疵を残して立ち去れば、Driverはすぐに気づくはず。

これは人違いか、彼が私をset me upしたのではないですか?調べてもらえますか?』

というメールを書いて出した。

問題となったLA downtown(ダウンタウン)までの走行中、車内から撮った写真。

期待せずに、最悪、カードの保険で適用すれば戻ってくるかなと考えながら過ごしていたら、12時間ほどで、Lyftからメールがあり、

こちらで調査したところ、あなたは白だと判断したので、損害賠償として150ドル引いた分を返金します。

とメールがありました。

素早いポジティブな対応に期待していなかった分、喜びも一段でした。

と、ここで考えたこと3点。

1.結局、なぜこうしたことが起こったのでしょうか?

1-A. そのドライバー(イニシャルR)の勘違い説

そう思いたいですが、人口の多いヒスパニック系ならわかりますが、明るい時間に乗ったアジア系の男を、他の乗客と間違えるというのもなんだか・・・。

ただ、降りた場所がLA WestのKorean town付近だったので、すぐにまた私と似たような東洋系の男が乗って、ドライバーの言うことを本当にやって請求する相手を単純に間違えたのかもしれないです。

1-B. そのドライバー(30才前後、男性)がハメた詐欺説

Aの可能性もありえますが、確率的にはこっちなのかなと思います。

評価は5点満点中、4.5くらいのドライバーなので、Lyftで言えば普通の評価。というより、降りてすぐそのドライバーを評価するので、自分も5点満点の評価を彼にあげてしまっています。

ただ会話はあまりせず、無口なタイプだったので、TIPを5%くらいしかあげなかった。これも遠因かもしれないです。

もしくは、何らかの理由で、そのドライバーがアジア系が好きでなかったか、仕事できている雰囲気から、忙しくて、あまり文句を言ってこないだろうと判断されたかetc

なので、これからの対策として、LyftやUberを利用して降りるときには、一言、Driverに、「一緒にシートチェックしよう!」と伝えて大丈夫でしょ?という確認をさせておくのも、万全ではないにしろ、一種の悪用の心理的ブレーキにはなるのかなと思います(毎回降りる時にシート写真を撮るのは大変だし、実用的でないので)。

2.Lyft、アメリカ会社の対応について

日本なら、Driverの意見だけを聞いて即座にクレジットカードからお金を引き落そうものなら、炎上すると思いますが、ここはアメリカ。

色々な人が集まる分、とりあえずデポジットでも何なり取っておいて、文句があった場合、そこから再調整する、

という形で、日米のサービスの違いがよく分かりました。

そして、その後の対応も、どういう調査で、私が白だとわかったのか不明ですが、メール送信後12時間で、返金決定は即断即決だなと思いました。

ただ、いつもそのような対応をしてくれるわけではないので、日本企業に比べて、サポート対応に融通が聞かない外国企業に、クレジットカードを預けるのは怖いなと思った瞬間でした。

外国企業にクレジットカードを渡す=限度額いっぱいまで、その企業に使われる危険性あり。

クレジットカードをどうしても登録しないと進めない場合、

リスクヘッジとして、限度額低めのカードを1つもっておいて、信用度が低い企業には、限度額低めのクレジットカードで対応、または番号可変のネット系デビットカードを使用することでしょうか?


About 成田 勝行

株式会社イーコミュニケーション代表取締役社長。 慶應義塾大学総合政策学部(SFC)卒業後、世界最大のコンサルティング会社Accentureに新卒入社。退社後、暫くダンス活動(Ballet, Jazz, Hiphop, House, Break'in)に専念。2005年イーコミュニケーション創業。 趣味は、経済ウォッチングと言語習得。 踊れて、経済が語れる、経営者という領域で、世界一を密かに目指す。

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です