オリンピックに見る日本人のコミュニケーション下手


パリオリンピックも前半が過ぎました。

日本の金メダル数が、現時点では、米中仏をおさえて、世界一ということで、とても素晴らしく誇りに思います。

ただ、柔道の試合で感じることがあったので投稿します。

学生柔道経験者の私からすると、

柔道って、当時から本当に変わってしまった・・・。

などなど

日本人より、ガタイの大きい外国人が得意のスタイル優位になってきているな、と。

まぁ、ルールがそうなっていれば、対策していない者が愚痴を言っても何もならないので、いいのですが。

審判の判定が明らかにおかしい 

というのは、どうしたらよいのでしょうか?

今回、60キロ級の永山選手(テレ東youtubeより)

メキシコ人審判の”待て”を無視して、締めを続けても反則負けにならないで相手スペイン人選手の勝利。

日本柔道連盟は抗議するも、笑っていなされる始末・・・。

まず落ちたよねと聞かれて。「どうだ、それは?」って。

トータルで見たら落ちていたと思う。

グラッときたと思う。そこでもう、審判団は笑っているわけですよ。『だよね』と。

(Nikkan Sportsより引用)

外国人コミュニケーションは、日本人同士ではツーカーで通じた事柄も、全く予想外、斜め上からやってくることばかり。

これが、中国や、アラブ諸国相手だったら、軽々に対応されてなかったでしょう・・・。

一方で、

日本、橋本選手と対戦したフランスの柔道選手。

日本選手の組み手切りを、狙ってか気せずしてか、

反則負けを与えられるチャンスとばかりに、試合中、体全体で、審判に猛アピール。

(見ろ!今の、反則ちゃんと取れよ! 目と身体でこれでもか!とアピール)

結果、橋本選手は、反則負け。

試合巧者になるために・・・

大学時代、慶應体育の授業に、サッカーの重鎮、セルジオ越後氏が教えに来ていました。

授業で、セルジオ越後が、

「反則がうまく取れないやつは、サッカー選手として成功しない」

と言っていました。

今では、サッカーの試合は、演劇部か?!と思うほど、転げ回って、反則アピールをするようになっています・・・。

今回の件で、日本柔道連盟は、

・ビデオ判定を必ず請求できるようにする

・勝敗決定の覆しをOKにする (今は一度出したものを引っ込めない)

などを提案していますが、影響力ないので、笑って流されるだけだと思います。

であるならば、

今後、行う道は、

日本柔道連盟及び、日本が影響力をもてるように頑張っていく

か、

もっと選手や選手団が、グローバルな外国人交渉術を学んでいくべきだと思いました。

とりわけ、

日本人の外国人相手の折衝は、

仲良くすることがうまくコミュニケーションをとれている

と勘違いする人が多くいると思います(和を持って尊し)。

しかし、日本以外の国は、もう、食うか?食われるか? (Dog-eat-dog buiness)が主流。

(利害が絡まない国際交流レベルは、全くそんなことないですが・・・)。

日本はただでさえ、島口で、外国免疫が少ないので、グローバルに活躍する選手・団体は、コミュニケーショントレーニングを受けておいてほしいと思いました。

または、全柔連監督、コーチ兼抗議者を、外国人のJUDO熟練者にやってもらうなど。

余談:Friday Digitalより引用

生まれる前の出来事ですが、今、この柔道映像を見て感動。


About 成田 勝行

株式会社イーコミュニケーション代表取締役社長。 慶應義塾大学総合政策学部(SFC)卒業後、世界最大のコンサルティング会社Accentureに新卒入社。退社後、暫くダンス活動(Ballet, Jazz, Hiphop, House, Break'in)に専念。2005年イーコミュニケーション創業。 趣味は、経済ウォッチングと言語習得。 踊れて、経済が語れる、経営者という領域で、世界一を密かに目指す。

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